普段の診療でクライアントから
「腰が痛いんです、何もしてないのに」
と言われる。
おそらく何か特別なことをしたから痛くなる、という認識なのだろう。
この認識は改めなければいけない。
何かをしたから痛くなるのではなく、「すべきことを長期間していないから痛くなる」のである。
現代の方はほとんどが1日に必要な歩数をクリアできていない。
1日に理想的な歩数は8000~10000歩であると科学的に証明されている。
言い方を変えれば現代人は「座り過ぎ」をしているのである。
便利になった今の世の中、移動は車や電車、バイク、自転車などを利用することが増えた。
そのせいで現代人はウォーキングという形で「歩く」ということをほとんどしなくなった。
古代ギリシャの医学の父と言われたヒポクラテスは紀元前約460年前にこのような名言を残している。
〚歩くことは人間にとって最良の薬である〛
紀元前の時代に健康に関する本質的なことはもう答えが出ている。
また、体の柔軟性と腰痛の関係も古くから言われている。
今の時代、自宅で出来るストレッチなど動画を検索すれば山ほど出てくる。
本屋に行けば、そのような書籍はすぐに見つかる。
しかし、ほとんどの方が実践していない。
真に健康を追求するなら、基本的なことを自ら情報を集め、調べ、根気よく続けることである。
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